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好きになったら純真無垢男だった

同期入社で出会った彼のことが私は入社式のとき初めて見た時から気になりました。

ガッチリした体型や、それに似合わず知的そうな眼鏡をかけた顔立ちが、私の好みの真ん中を射抜きました。

その当時彼氏のいなかった私は、入社研修で彼の近くの席をねらって話しかけ続けました。

また、自ら幹事を買って出て、新入社員交流飲み会を行い、自己アピールを続けました。

見た目からも誠実そうな印象がありましたが、話してみてもその印象は変わらず、これからの仕事に対しての気持ちも真面目なもので、私は真剣に交際を考えて彼に近づいていきました。

その甲斐あってか、新入社員研修が終わる夏前に彼の方から私に交際の申し込みがありました。

「新人研修が終わったら、別々の職場に配置されるようだから、この新人研修の間一緒にいられて楽しかったので、これからも一緒にいる時間を作りたい」

という真面目な交際申し込みでした。

社会人になる前の間に恋愛経験も多かった私としては、まあ計画通りではあったのですが、やはりとても嬉しかったです。

付き合いはじめてわかったことは、彼にこれまで交際経験というものが一切なかったこと。

いわゆる性的な経験もなければ、共学であったにもかかわらず女子と一緒に帰ったなどというエピソードもないということでした。

加えて付き合いはじめてわかったことは、彼の私服のセンスがドン引きに値するセンスだったということ。

それまでの新入社員交流飲み会なども仕事帰りに行っていたため、いつもスーツ姿。

おしゃれな雰囲気を感じたことはありませんでしたが、私服になるとちょっと離れて歩きたいようなセンスでした。

今時どこで売っているのかわからないような太さと素材のテロテロしたジーンズに、いっそ無地の方が清々しいような妙なプリントのTシャツ。

やんわりと「服とかいつもどこで買うの?」と聞いたところ、母任せにしているというこれまたドン引きの答えでした。

しかし、こんな男性こそ、私の色に染めやすいのではないかと前向きにとらえ、今もイメージチェンジと男としての経験を積ませている途中です。

逆光源氏というか、男育てという恋愛もそれなりに楽しいです。