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バレンタインの微笑ましい思いで

2月はバレンタインデーのイベントがあります。毎年彼氏にチョコを贈る女性も居れば、恋人がいない女性で、職場の男性に義理チョコを贈る人も多いです。それは、職場でチョコを渡すのは、社会人となっているからこそ出来る行為であると思います。
学生時代は、「学校にバレンタインのチョコレートは持参禁止」の校則がありました。それで、友人のSさんは、中学に入学した時からずっと片思いしていた美術部の先輩に、バレンタイン当日は学校でチョコが渡せないと私に相談して来ました。
その先輩は、髪の毛が少し茶色でいつもサラサラしており、服装も制服を多少アレンジした着こなしをする洗練されたアーティスト風の男子でした。茶髪という事で、先生達からはいつも疑いの眼差しを向けられていましたが、本人はテストの点数も良いし、校内スケッチ大会でも優勝したりする事で、女生徒から人気を集めていました。特に、Sさんの様な大人の男性に憧れる系に人気があり、一学年下の女子生徒達にキャーキャー騒がれていましたが、当の本人は、人気者である事も十分知り尽くしていたので、女子達に対する対応の仕方も上手であったと思い出します。
Sさんは、同じ美術部というだけで他に接点がないし、バレンタインチョコを渡して「付き合って欲しい」という意味ではないと言うのです。このイベントを切っ掛けに、気になる彼に意識してもらい、今迄、ろくに話した事すらないので、親しくなりたいと。何だか、Sさんは今時いない様な、とても純情な心を持っている珍しいタイプだなと感心してしまったので、休日だった2月14日に公園に私が呼び出し、彼も約束の時間に来てくれました。
Sさんは、手作りのカラフルな包装紙に包んだチョコをかなり多めに作ったのか、両手一杯に袋を持っているのです。彼は「ありがとう!」とその大きさに吃驚しながら彼女からのチョコレートを受け取りました。「これから宜しくねー!」と、Sさんに告げ、この後部活でも良く話しをする様になったそうです。